マンションマーケット
離婚後のマイホームどうする?男女で異なる理想の”清算方法”
女性の多くは、夫に全額ローン返済してもらうつもりでいる…!?
日本最大級のマンション相場情報サイトを運営する、 株式会社マンションマーケット(本社:東京都千代田区、 代表取締役 吉田紘祐)は、 自社が運営する住宅系ニュースサイト「マンションサプリ(※1)」にて、 マイホームをお持ちの既婚男女を対象に「離婚後のマイホーム」に関するアンケート調査を実施し、 男女間で意識の違いがあるのか調査しました。
◼︎アンケート調査概要
◼︎調査概要
・表題:「離婚後のマイホーム」に関する意識調査
・調査実施時期:2016年7月10日~2016年7月13日
・調査対象者:マイホームをお持ちの既婚男女
・有効回答数:338名
・調査方法:インターネット調査
◼︎調査結果
Q1.万が一、 離婚したらお住まいはどうしたいですか?
約半数の男性が離婚後も「住み続けたい」と回答したのと対照的に、 女性は「引っ越したい」と回答した方が約半数を占めています。 また、 「引っ越したい」「住み続けたい」の回答理由も男女で違いがあるようです。
▼「引っ越したい」の回答理由
「引っ越したい」理由として、 男性は独り身のライフスタイルを想定しての回答が多い一方で、 女性は感情的な理由を挙げる方が多いようです。
また、 女性の「引っ越したい」理由には感情的なものの他に、 「親の助けが得やすい地域に引っ越したいので。 (31歳女性)」「離婚したら関東圏にいる意味がないから、 実家のある関西圏に住みたい。 (37歳女性)」といった男性には見られない回答もありました。
結婚後、 夫のもとに嫁いだ女性の中には、 離婚後は地元に戻って生活したいと考える方もいるようです。 男性に比べると結婚を機に地元を離れることが多い、 女性特有の回答と言えるでしょう。
▼「住み続けたい」の回答理由
離婚後も「住み続けたい」理由として、 「自分のものだから」という回答が目立った男性。 自分で買ったものはやはり手放したくないようです。
一方の女性は、 「生活環境」や「子供」といったキーワードが目立ち、 ライフスタイルの視点から住み続けたいと思う傾向にあるようです。
Q2.離婚後のローン返済、 どうしようと思いますか?
マイホームを購入した夫婦が離婚した場合、 ローン返済途中であれば一度は議題にあがるであろう「離婚後のローン返済」。 夫婦で考え方が違うとなると、 なおさら議論が必要になるはずです。 そこで、 離婚後のローン残金は誰が支払うことが妥当だと考えるか男女別で比較し、 意識に違いがあるのか検証しました。
◯現在、 住宅ローンは誰が支払っていますか?(誰が支払いをしましたか?)
既婚男女の現在のローン支払は、 約63%の家庭で「夫が支払っている」と回答し最も多くの比率を占めています。 「妻が支払っている」家庭はわずか2%、 「二人で支払っている」家庭は15%という結果に。 6割以上の家庭で男性が支払いをしているようですが、 万が一離婚した場合、 その後の支払いはどうするのでしょうか。
◯離婚後の、 ご自宅のローン返済はどうしようと思いますか?
<男性編>
男性は離婚後「引っ越したい」「住み続けたい」のどちらの回答者でも、 「自分が全額支払う」の回答が6割以上を占めています。 「すでに全額完済している」を除くローン返済が残っている家庭のみで比較すると、 「引っ越したい」の回答者では約7割、 「住み続けたい」の回答者では8割以上の男性が「自分が全額支払う」と回答していることになります。
▼「自分が全額支払う」の回答理由
▼「相手が全額支払う」の回答理由
▼「二人で支払う」の回答理由
「現在、 住宅ローンは誰が支払っていますか?」のグラフでもわかるように、 多くの家庭で男性がローン返済をしていることから、 離婚後にローン返済をすることは、 ほぼ現状維持という方がほとんどだと考えられます。 最も多数を占めた「自分が全額支払う」理由としては、 「自分名義のローンだから」「自分の財産だから」といった回答が目立ち、 自宅が自分のものであるからという認識がほとんどのようです。
しかし、 離婚後は引っ越したいがローンは全額自分で支払うと回答した男性の中には、 「別れた家族にあげたい。 (39歳男性)」「それが最低限の責任だと思うから。 (55歳男性)」といった”家族への責任”としてローン返済をするという家族思いな男性の声もありました。
<女性編>
一方の女性では、 最も多くを占めたのは「引っ越したい」「住み続けたい」ともに、 「相手に全額支払ってもらう」の回答でした。 離婚後に「住み続けたい」と回答した女性でも、 「自分が全額支払う」はわずか2.1%という結果に。 「住むなら支払いは当然」といった回答があった男性とは対照的に、 「住み続けたいが、 支払いは夫にしてもらう」と考える女性は少なくないようです。
▼「相手が全額支払う」の回答理由
▼「自分が全額支払う」の回答理由
▼「二人で支払う」の回答理由
女性の場合、 専業主婦もしくは非正規社員で働いている方の比率が男性に比べると高く、 ローン返済は経済的に支払いが難しいため夫に支払いをしてほしいと考える女性は多いようです。 経済的理由は想像の範囲内ですが、 「慰謝料として」や「夫が支払うのが当然の義務」という回答も。 案外、 経済状況に関係なく夫に支払ってもらおうと思っている女性は多いのかもしれません。
◼︎まとめ
今回のアンケート調査では、 男性はローンを自ら支払うと考えている方が多く、 一方女性は夫に支払って欲しいと考えている方が多いという真逆ともいえる結果に。 男女で真逆の結果になったということは、 ある意味バランスがとれていると言えるのでしょうか・・・。
離婚後の清算方法は、 離婚の理由により様々なので一概には言えませんが、 万が一マイホームを購入後に離婚となった場合、 男性は「全額ローン返済&引っ越し」という選択を迫られる覚悟は必要かもしれません。
※1「マンションサプリ」: http://mansion-market.com/sapuri/
相場や市場動向などの専門性の高いものから、 これからマンションを購入しようとしている方にもわかりやすい知識系まで様々。 マンションに住むにあたって、 知っておくと便利な情報、 住んでいるからこそ知りたい情報等を、 あらゆる角度から総合的に配信しています。
◼︎マンション売却サービス「マンションマーケット」
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◼︎法人概要
法人: 株式会社マンションマーケット
設立: 2014年5月
代表: 吉田 紘祐(代表取締役)免許証番号:東京都知事(1)第97824号
資本金 : 3億1931万円(資本準備金を含む)
株主: 創業者、 インキュベイトファンド他
目黒の賃貸管理会社 ベクエムハウス マルニー
東京都品川区上大崎3-10-44
TEL.03-6277-3041(代表) FAX.03-3445-2381