「相談サポート通信 相談者実態調査」近隣トラブルの経験者は全体の28%となり 2016年調査(47%)と比較して大きく減少 新たなトラブルの発生を恐れて3割の人は近隣トラブルを相談せず


日本法規情報株式会社

「相談サポート通信 相談者実態調査」近隣トラブルの経験者は全体の28%となり 2016年調査(47%)と比較して大きく減少 新たなトラブルの発生を恐れて3割の人は近隣トラブルを相談せず

日本法規情報株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村 愼太郎  https://nlinfo.co.jp/ )は、 運営する以下のサイトの運用情報やアンケートを元に、 「近隣トラブルに関するアンケート調査」について発表しました。 (日本法規情報株式会社では定期的に法律関連の話題に対して意識調査を行い発表しております)

不動産問題・不動産トラブル訴訟相談サポート https://www.soudan-form.com/hudousantrouble-support/

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都市部では、 隣人同士の付き合いが減少していると言われています。 ご近所の方々とは、 お互いのことを知らない者同士の小さなコミュニティですので、 些細なことがトラブルに発展する場合が多くあります。 近所の人間関係が希薄化することで、 これまでは“お互い様”で済まされていた小さな問題が表面化し、 深刻化することも少なくはありません。

そこで、 近隣トラブルの現状についての意識調査を行いました。

■およそ3人に1人が実際に近隣トラブルにあった経験あり

質問:これまでに近隣トラブルに遭ったことはありますか?(単一回答)

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調査の結果、 近隣トラブルに遭った「経験がある」と回答した人が28%、 近隣トラブルの経験が「自分はないが、 身の回りで聞いたことはある」と回答した人が33%、 「自他共にない」と回答した人が39%となりました。 およそ3人に1人が実際に近隣トラブルに遭った経験があることが分かりました。

近隣トラブルに遭った「経験がある」と、 「自分はないが、 身の回りで聞いたことはある」を合わせると61%となり、 過半数以上が、 自分やまわりの人が近隣トラブルに遭った経験があるということが分かりました。

また、 当社で2016年に行った同様の調査※1では、 47%の人が「ご近所トラブルに巻き込まれたことがある」と回答しており、 今回が28%であることから、 近隣トラブルの発生率は下がっているとも考えられるでしょう。

※1「近隣トラブルに関する実態調査」あなたのご近所でも起きている!?ご近所トラブルに巻き込まれたことがある人は、 2人に1人!トラブル解決に動く人は、 全体の7割近くに!( https://news.soudan-form.com/news/post183.html

近隣トラブルというと様々な内容がありますが、 具体的にどのようなトラブルが多いのでしょうか。

■遭遇した近隣トラブルの中では、 騒音トラブルが増加

質問:経験したトラブルはどのようなものでしたか?(複数回答)

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調査の結果は、 「騒音(子どもの泣き声、 ペットの鳴き声などを含む)」が30%、 「境界線の問題」が17%、 「ゴミの不法投棄、 ポイ捨て」が13%、 「理由が分からないが無視する、 難癖をつける人がいる」が11%、 「その他」が29%となりました。

「騒音(子どもの泣き声、 ペットの鳴き声などを含む)」と回答した人が30%(2016年、 20%)となり、 近隣トラブルは「騒音」における被害が最も多いということが分かりました。

また、 前回(2016年)の調査と比べると、 10%増加しており、 「騒音」によるトラブルが増加傾向にあるようです。

次に、 トラブル経験者はどのような対応を取っているのかを調べました。

■トラブル経験者の約3割がトラブルについて誰にも相談せず

質問:そのトラブルについて誰かに相談しましたか?(単一回答)

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調査の結果は、 「相談していない」が31%、 「警察などの公的機関」が17%、 「親・兄弟等」が13%、 「本人に直接相談した」が11%、 「信頼できる友人」が8%、 「士業などの専門家」が8%、 「その他」が12%となりました。

3割を越す人が、 近隣トラブルについて誰にも相談していないことが明らかになりました。

そこで、 なぜトラブルについて相談をしないのかを調査しました。

■およそ半数の人が新たなトラブル発生を恐れて、 他人への相談を回避する傾向に

質問:相談をしなかった理由は?(単一回答)

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調査の結果、 「余計トラブルになりそうだったので」という回答が49%、 「近隣なので、 顔を合わせた時に気まずいので」という回答が25%、 「ご近所同士、 迷惑をかけるのはお互い様なので」という回答が8%、 「相手が近隣の重鎮的な存在(権力をもった存在)であったので」という回答が4%、 「その他」という回答が14%となりました。

およそ半数の人が、 相談しないことで口を閉ざし、 更なるトラブルによる近所付き合いの複雑化を回避しているようです。 更なるトラブルを回避することは可能かもしれませんが、 トラブルの根本的な解決に至っていないことが大いに予想できます。

実際には、 トラブルの解決はできているのでしょうか。

■トラブル経験者のおよそ7割が結果に不満あり

質問:ご自身の経験したトラブルは解決しましたか?(単一回答)

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調査の結果、 「解決もして、 その結果に納得もしている」という回答が33%、 「解決はしたが、 その結果に不満がある」という回答が29%、 「解決していない」という回答が38%となりました。

「解決はしたが、 その結果に不満がある」と「解決していない」という回答を合わせると、 およそ7割(67%)のトラブル経験者がトラブルに関して納得できない部分があることが分かりました。

前回の調査と比べて近隣トラブルの経験者は47%から28%に大きくダウンしました。 新たなトラブルの発生を恐れて、 トラブル化させないようにする意識が働いているのだと思われます。 近隣トラブルでも我慢し続けることは良い事ではありません。 重大事件に発展する前に専門家に相談してみることも一つの手段となるでしょう。

調査期間 2018-12-04~2018-12-18

回答者 回答者558人 (男性 278人 女性 280人)

■日本法規情報株式会社について
日本法規情報株式会社は、 「どこに相談したら良いか“わからない”を“わかる”に変える」をコンセプトに、 様々な相談を解決できる相談パートナーと悩みを抱える相談者の両者を結ぶ接点となるサービスをご提供しております。 全国の約1,000の相談パートナーと月間1万件の対応実績を持ち多くの相談者の悩みの解決の一助となっております。


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