大規模開発プロジェクト「(仮称)神田錦町二丁目計画」着工について


住友商事株式会社

大規模開発プロジェクト「(仮称)神田錦町二丁目計画」着工について

~街づくりを通じた地域の活性化への貢献~

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、 代表取締役社長 CEO:中村邦晴、 以下「住友商事」)は、 2017年5月1日より、 東京都千代田区神田錦町二丁目において、 「(仮称)神田錦町二丁目計画」(以下「本計画」)の新築工事に着手します。 総事業費は1,000億円超、 住友商事単独の不動産事業としては、 過去最大規模となります。 本計画は、 神田エリア(※1)の核となる大規模開発であり、 2020年3月末の竣工を予定しています。

本計画は、 東京電機大学神田キャンパスおよび神田警察署の跡地であり、 神田警察通りのほぼ中央に位置する約1ヘクタールの敷地に、 地上21階・地下1階建のオフィスビルを開発するものです。 2013年3月に千代田区が策定した「神田警察通り沿道賑わいガイドライン」において、 “神田警察通りのヘソとして人を惹きつける文化・交流拠点の形成”が本計画に求められています。 これに応えるべく、 施設の低層部には飲食店舗を中心とした商業施設に加え、 ライブやコンサートが可能な多目的ホールを設けます。 また、 屋外イベントに利用できる合計3,600平方メートルを超えるオープンスペースを設けており、 地域のお祭りなどにも場所を提供することで、 地域の賑わいを創出します。

本計画は、 住友商事と東京電力グループの共同検討に基づく、 日本初の試みであるプレミアムグリッドサービス(※2)を導入しています。 東京電力グループの系統ネットワークを活用することにより、 災害停電時に、 本計画の非常用発電機から、 住友商事が運営する複数の周辺ビルへ電力を供給・融通します。 また、 本計画は、 大規模災害時に建物の一部を地域に開放し、 周辺の帰宅困難者最大850人を受け入れることとしており、 周辺地域の防災機能の強化にも貢献します。

住友商事は、 神田エリアをオフィスビル事業の戦略的重点地域に位置付け、 注力しており、 2015年4月に大規模複合開発として「テラススクエア」がオープンしました。 また、 職住近接の街づくりを目指し、 分譲マンションも手掛けており、 過去2物件の供給に加え、 2018年4月には「クラッシィハウス神田錦町」の竣工を予定しています。 これらの計画を通じ、 千代田区と協力をしながら、 住友商事の「第二の創業の地」である神田エリアの活性化に貢献してまいります。

※1神田エリア:当社のオフィスビル開発の重点戦略エリアと定めた千代田区内の靖国通りを北限、 日本橋川を南限とする範囲です。
※2プレミアムグリッド:非常時の系統ネットワーク利用については特許出願済みで、 「プレミアムグリッド」は東京電力HDの登録商標(商標登録第5908846号)です。 なおサービスの適用にあたっては諸条件を満たす必要があります。

【完成予想俯瞰図】

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【敷地概要】
・ 所 在 地 : 東京都千代田区神田錦町二丁目2番地1号、 他
・ 用途地域 : 商業地域・防火地域
・ 敷地面積 : 9,761.29平方メートル

【建物概要】
・ 用  途 : 事務所(5~21階)、 飲食・物販店舗(1階)、 集会場((多目的ホール(2階)・貸会議室(3階))、 自動車車庫(地下1階)
・ 建築面積 : 5,020.25平方メートル
・ 延床面積 : 85,351.58平方メートル
・ 容 積 率 : 770.2パーセント
(基準容積600パーセント+総合設計による割増容積170.2パーセント)
・ 階  数 : 地上21階、 地下1階、 塔屋2階
・ 高  さ : 120.85メートル
・ 構 造 : 鉄骨造、 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
・ 設 計 者 : 株式会社日建設計
・ 施 工 者 : 株式会社大林組

【神田エリア地図】

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